「魔人探偵脳噛ネウロ」第17話「見(みせろ)」感想

センターカラー。こんな信号は渡りたくない…!
「来る魔は急に止まれない!」相変わらず上手いアオリ。
どう考えてもキャッチフレーズグランプリで、現アオリ担当以上の作品が来るとは思えません。
弥子の私服って何気に初登場では?(パジャマ除く)可愛い! そしてスカートの中を覗くネウロ(違うよ)!
今回も扉絵だけで仕掛けがいっぱいで嬉しい限りです。

吾代に現状の説明をしつつ、篠原カメラマンの怪しい言動を交互に描写。
吾代…「社長に付き合わせてライブ2回」って…!
ネット上の同人サイトでクニシノ萌え祭り状態を生み出したこの場面ですが、
アヤの歌の力を思い返すと、ここは「吾代の孤独」をさりげなく表現している場面なのかもと思いました。
アヤのライブに社長を誘って行ってるという時点で、その孤独の中途半端さも余すところなく描写。
吾代…さみしがりぶりっこなんだね…!
弥子は相変わらず、すっげえ飛び蹴りが入ったり「ワラジムシ」って言わされたり、ネウロに愛されちゃってますね…。
ネウロの吾代顔真似似てるー! というか想像上の吾代があまりに駄目人間なのに笑ったよ。
ほっぺに渦巻きだよ…。

そこに現れた篠原カメラマン! ものすごい仕掛けで探偵事務所を監視!
しかし「ギャハハハハハ」を高笑いしたすぐ次のコマで
「百年早いぞ腐れマスコミ」
つええ…! ネウロ強ええー!!
でも、そんな勢いでカメラ爆破しちゃったら、外はえらい騒ぎになってんじゃないですか。大丈夫ですか。
「我が輩のプライベート」って台詞にドッキリしました。魔人様のプライベート!
やっぱりリラックスしてる時は魔人形態(鳥ネウロ)に戻っちゃったりしてるのでしょうか。
「卑焼け線照射器(イビルロウビーム)」…うわーんコレ怖いよー! 容赦ない。
ぶっ殺すとかしないでこういう恒久的な拷問にかけるところが、ネウロのスゲー所だと思います。

弥子ちゃんに「お願い」されたら渋々頼まれてしまう吾代、やっぱ可愛いよ。
ネウロの「約束を破るツラ」もいいですね。この漫画は表情が素敵だと思います。
「絶妙の乱入」をしてくれる吾代…その顔…ノリノリじゃないかよお前!
あ、あかねちゃんが「ちょっとダークなデザインのペンホルダー」にカモフラージュされてる。
そういえば、ちょっと期待してた「吾代があかねちゃんと出逢ってビックリ」な場面はなかったなあ。残念〜。

ところでこの描写だと、しばらくの間「謎」は持ち込まれていないみたいですね。
ネウロ、お腹は空かないのでしょうか。何日くらい食べなくて大丈夫なのかとか、気になります。
次週辺りネウロが「腹が減った!」と不機嫌になって暴れてる展開も期待できそう。

さて、ここで場面転換。
篠原カメラマンが…まさか! こんなブッ殺され方で派手に散ろうとは!
「お前の中身を見せてくれ」
キャー! 美形敵キャラ! 手の感じから見ると、少年っぽいですね。
美形と言っても、明らかにイっちゃってて、そこはやっぱりネウロの犯人キャラです。
殺人シーンがイメージシーンじゃなくて現実の通りだとしたら、この新キャラ、明らかに人間じゃないですよね。
やっぱ…魔人? ついに出ちゃうの魔人のライバル?
読みきり版の「魔界は滅びた」という設定がボカされていた時点から、薄々予測はしていましたが、
魔人がもう1人出てしまうと、かなり物語の方向性が変わってくると思うので
(対・人間の推理力バトルから、対・魔人の魔力バトルに、ファンタジー系へのシフト)
期待と不安が入り混じりつつ…あと、人間という可能性も高いですし、まだまだ先は読めませんが、
でも、松井先生ならしでかしてくれると思うので(いろんな意味で)、ワクワクしながら次号を待ちたいと思います。

私的には、魔人展開を希望かな…。
推理パートのズッコケっぷりはこの漫画の致命的欠点だと思うので、
もういっそ、トリックとかないほうがいいんじゃないかと思います…。

ところで最後にもう一言。ちょっと大上段に構えた感想になっちゃうかもしれませんが…。
ラストページの「俺は…誰でもあって誰でもない」以下の、謎の新キャラのモノローグ。
うまくなったなあ…と思いました。
最初の数話のネウロ感想を自分で読み返してみたら、
「モノローグが多すぎ」とか「弥子のモノローグで物語の視点がブレている」とか、
けっこう私、モノローグの問題を沢山指摘しています。
だけど、このラストページのモノローグは、そういう読みにくさを何も感じなかった。
いや、それどころか効果的に少年を描写しているし、いい感じの次号へのヒキになってました。
思い返せば、アヤの動機独白のモノローグも気にならず読めていましたし…。
漫画の構成が、1話ごとに着実にうまくなっているのだなあ、としみじみ感じたのです。

最初のうちは、光るものがあるけれど拙いところも多いある新人マンガ家さんが、
どんどん化けていくのを見守ることが出来るのって、しあわせですね〜。
デビュー当時から応援してて良かった! と思います。

もどる