■WJ2007年20号感想■

特大プレゼント企画、無論私の狙いはネウロなんですけど、
とりあえずリボーングッズを見たとき何でまたチンチン!?と思ったことをここに告白しておきます。

NARUTO 「確かな情報スジ」って何なんだろう。何とか抜け出した囚人の証言か?
いや、大蛇丸殺人事件は、ほぼ密室っぽいところで行われてたと思うし、
確かな情報なんて流せるのは、あの時サスケと言葉を交わしたカブトくらいなものなのでは…。
…そういやカブトは大蛇丸無き今、行方不明なんだっけ? 本当にカブトが木ノ葉に来てたりして。
それにしてもこの緊急事態に「サスケが帰ってくる!」と浮かれるナルトはどれだけポジティブ思考なんだ。
よく見たらサクラまで嬉しそうな表情。もうちょっと…その…人を疑ってかかってもいいと思うんだ。

香燐は水月を廃してサスケとイチャイチャしたいのなら、むしろ水月を正しいルートに導いておいて
重吾と戦ってもらってる隙にどっかにシケ込んだらいいのではなかろうかと思いました。
アイシールド21 セナのブロックは一瞬しか効かず…その一瞬が重要なのはわかるんですが、
これ絶対ものすごいダメージ受けてるんじゃないかと思うんですよ。めっちゃ痛そう。
ちょっと前の試合で足にガタが来てる描写もあったと思うし、セナ満身創痍なんじゃないですか?
何かこの調子だと、最終回でセナ選手生命絶たれるエンドなんじゃないかと心配です。

モン太のど根性MAXで相手をかき回し、パスすると見せて実はセナに渡して走らせる策。
今までの王城の完璧な読みからすると、何故これに気付かなかった?って思ってしまいますが、
セナやモン太の成長と同じく、ヒル魔の「騙し」テクニックも成長してるって解釈でOK?
ONE PIECE 扉絵のサイドストーリーがいつの間にか衝撃展開になってた。これちゃんとまとまるのか?

増殖するゾンビ。怖くないけどさすがにルフィたちもピンチかなって気がしてきました。
ゾンビに時々付いてる数字(例えばブタには「298」…肉屋?)が何か意味あるのかと思って
順に読み返してみたんだけど、あまり法則は見出せなかった。
登場順に数字が大きくなってるみたいなんだけど、製造順ってわけでもなさそうだし…。

最後に出てきたサルみたいなクモゾンビにルフィがコピーされたのかと一瞬思いましたが、
登場の時点でまだ棺桶輸送中だったから違いますね。
しかし、最後に残るのはルフィかと思ってたんだけどそれも違ったなあ。
残るロビンとフランキーだと…「機械の身体」のフランキーがゾンビ化出来ずに1人生還って感じかしら。
あ、でも、ゾンビにされてもナミを守ったり、心が完全な悪になったわけではなさそうですから
いっそ全員がゾンビ化して化け物の姿で正気に戻って敵と戦うとかも面白そう。
リボーン 本編よりもまずノベライズの広告見てなんじゃこりゃー!って思った。
シャマル×ビアンキとは予想外のカップリング攻めてきたな。しかも妙に面白そうだし。
リボーン誕生以前ってことはビアンキいい感じにまだ少女だよなー。

入江正一の名前が正式に出てきましたね。やっぱあの写真の眼鏡少年は正一だったのかー。
ランボを巡るドタバタギャグでしか記憶にない少年が、こんな生死を賭けたエピソードの
根幹を成す人物だといわれても…うまく想像できません。本当に何があったんだろう…。
白蘭の姿、思ったより早く公開! 個人的な感想としては…思ったよりも弱そう。小物っぽい感じ。
今後の描写でまた印象も変わってくるでしょうが、髪型とか顔の刺青みたいな模様とか、
今までのキャラとイメージ重なる部分が多くて…天野先生の好みなんだろうな、こういう「悪」が。

ツナ側では続々と今までのキャラクター達の名前が出てきて正直混乱!!
まさかロンシャンの名前まで出てくるとは思わなかったー! 持田なんて思い出せなくて検索かけたよ。
あまりにもメインキャラ総登場なので、これ最終回エピソードなんじゃないかって勘ぐりたくなってきます。
壊滅状態になったボンゴレは「本国基地」の話だったんですね。
日本のボンゴレ関係者はとりあえず生きてはいるようなので、皆殺し展開ではなくて一安心。

これから感想の度に「あー入力しにくい…」って思ってしまいそうな非7線。上付き処理が面倒だ。
(早くジャンプ辞書さん対応しないかな…「ノン・トゥリニセッテ」って入力した方が早いかな)
先週漠然と予測した「アルコバレーノだけに有害な毒みたいなもの」が本当に散布されてたんですね。
しかし、名前から科学的な何かかと思ったのに「呪いで死ぬぞ」 とのリボーンの言葉…。
ボンゴレリングのパワーにしろ呪いにしろ、今回の話はオカルトっぽい方向に行っちゃうんだろうか。
しかしボンゴレの皆さんがすごくヒバリを頼ってるのにびっくり。何で皆そんなにヒバリ大好きなんだろう。

ラストはランボとイーピン、そして新キャラ2名が登場!
この辺はもう状況理解するのでせいいっぱい。泣き虫ランボはこんな強そうな敵と戦えるのか?
テニプリ 焼き肉の王子様は予想できなかった。

こうやって肉を食べまくってるところを見ると、やっぱり彼らはまだまだ中学生なんだなと思います
…って書こうと思ったのに、許斐先生はそんな感想を蹴散らすお方でした。
見開きで「肉汁を何だと思ってるんだーっ!!」 吹き出しました。

四天宝寺、焼き肉屋の駐車場で流しソーメンは明らかに迷惑な若者達だ。やめれ。
そのあと続々やって来る各校の仲間達。もういいよ、好きにしていいよ許斐先生。
何となくこの雰囲気、ビーチバレーの時を思い出しました。
次回は焼き肉大食いバトルでしょうか。支払いが…支払いが気になる…!

ところで跡部様の髪の毛はいつの間にあんなに伸びたんだ!?
リョーマにバリカンで刈られたのは、確かに約1年前のジャンプでの出来事ですが、
作中時間はせいぜい数週間くらいしか経ってないんじゃなかったっけ? …ヅラ?
そういえば河村さんも死にかけてたのに、焼き肉食べに来れるほど回復してますよね。
テニス界の時間の進み方が特殊なのだと考えた方がいいのかもしれません。
ムヒョロジ 元の姿(?)に戻ったキッドがすげー美少年ポーズだったのにドッキリ。
体中に禁魔法律の呪文みたいなの書き込まれて、いわば改造人間にされてしまってるのでしょうか。

教会を次々逃げ出す奴ら…えええー逃げるの? 逃げちゃうの!?
教会の人たちが危機を知って「微力ながら我々も戦おう…!」なんて一致団結する展開を夢見てたのに。
そして、この大きな事件をきっかけに、「腐った上層部」も徐々に変化していく…などという
ちょっといい話を期待していた私の気持ち、崩壊。ダメだ…この人たち…!
(いやいや、まだ絶望するには早い…最後の最後で戻って来てくれるかもしれないよね?)

「魔具袋」可愛いな。イベントのときとかに便利かも。(その発想が既に間違ってるかも)
ポケットを「ポッケ」 というロージーは萌えますなあ! ポッケ! 男の子がポッケ!!
エンチューの魔法律書は最後に重要アイテムとして登場しそうな予感。
最後はエンチューを「倒す」のではなく「正気に戻す」ことになるんですよね。
その時この魔法律書をちらつかせて心を揺さぶるとか。

最後、ブープ襲来! 登場場面のブープの背後に居る人影は美少年化したキッドですね。
キッドに戦わせるつもりなんだろうな…
こういう言い方はアレですが、またロージーが「この人は本当は悪い人じゃない」と気付いて
グズグズする展開は勘弁して欲しい。そろそろ今の敵がどういうものなのか割り切って行って欲しいです。
BLEACH あーまたこういう展開か…と思ってしまう、いつものBLEACHらしいバトルに。
(ドン!って言って「俺はもっと強い」をお互いに繰り返す感じの…)
私の読み落としがあるのかもしれませんが、一護はウルキオラを十刃のトップだと思ってたのは何故?
たまたま自分とぶつかった敵が超強かったから「きっとこいつがナンバーワンだ!」と思ったのだとしたら
少々自意識過剰なんじゃないかって気が…。大体、十刃の上には藍染とかいるんだし、
ウルキオラを倒したら勝ったも同然だーって思うのもおかしくないかなあ。

そんなこんなで、まだ十刃の三強を残した状態で一護が死んだわけですが(…生きてるとは思うけど)
こうなるとさすがにそろそろ、助っ人が駆けつける頃なんじゃないでしょうか。
死神の皆さんとか、浦原さんとか、あと…誰が居たっけ? わんさかやって来そう。
エム×ゼロ 九澄の台詞が観月の想像のまんまっていうのには笑った。
普通、好きな人と自分の妄想って、自分に都合がいい展開になっちゃうものじゃない。
その台詞とシンクロするなんて…九澄って無意識に「女の子の求める台詞」を吐ける天然ジゴロ系じゃね?
その後の戦いでの九澄、ハッタリも堂に入ってきましたね。技の名前まで適当にでっち上げてるし、
「いつかの家庭科室」 と過去エピソードを持ち出して信憑性を高めることも忘れていない。
しかしそろそろ追い詰められてきました…どっかでM0を使わざるを得なくなるんじゃないかな。

第5ブロックの戦い、「書家の魂」という和風な魔法が何だか楽しそう。
女の子がでっかい筆持ってるというのも意外な組み合わせが可愛いな。地味にエロティックだしな…。
D.Gray-man ラビの回想…「ラビ」って名前も本物の名前じゃなかったんですね。
ひょっとしたら見た目の年齢もウソで、もっと長命の一族だったりするんじゃないかな。
今までどのくらいの歴史や人の死を傍観してきたんだろうと考えると空恐ろしくなります。
しかし「今回の記録地は黒の教団だからエクソシストになるぞ」って言ってなれるもんなんですかね。
エクソシストって、イノセンスに選ばれる者なんだと思ってたんだけど…ブックマンの一族が特殊なのか?

アレンの方は大ピンチ。ティキに余裕がありすぎなんだよな。まだ全力出してないみたい。
最終ページ予告の「その時、ティキに異変…!?」 が本当なら、
ティキの「人間が好き」、特に孤児のイーズとのエピソードが関わってくるんじゃないかな。
銀魂 先週の時点では「山崎刺されて大怪我だったね〜災難だったね〜」くらいの感想だったんだけど
今週の「ドスッ」 は…あれ? これマジやばくない? マジ死んじゃった…?
黒幕・伊東が「あとは頼む」 で最期を見届けてないので、
実は河上万斉に何か思うところがあって急所は外していて大丈夫だと…思いたいですが…!
土方のオタクネタに惑わされたまま読んでましたけど、今回はかなりシリアス話なんだと再認識。

敵の術中に落ちた状況で、この近藤さんの落ち着きっぷり! さすが隊長の器です。
これは沖田が最後には味方になると信じてたね。沖田もやっぱり戻って来てくれたー!
万事屋にも陰謀の全貌が伝わったし、もはや伊東の敗北は決まったようなもの。
気になるのは、このまま伊東は死んでしまったり投獄されてしまうのか、
あるいは一旦退いて、またいつか登場する敵キャラになるのか…ということです。どうなるかなー。

オタクが何かを3つ買うときの用途内訳は、保存・鑑賞まではいいとしても
最後は布教用だと思うぞー。何だよ実用用って! 用が2回重なってて語呂が悪いよ!
ペンギン 例のタクシードライバーが出てこなかったので今回は一応全ネタ感想で。…でも辛口で失礼します。
本当に「シモネタ系」でテコ入れ続けるつもりなんでしょうか…。

扉ネタ:…いきなりAVか。AV&ロッキーネタはさすがに今更すぎると思うんだよな。後半はただの犯罪だし。
ツキミちゃん1:ツキミちゃんならではのロジックでギャフンと言わせて欲しかった。「ブタ」じゃただの悪口だし。
ツキミちゃん2:1に同じく。本当にどうしちゃったの大石先生? がっかりですよ。
ネガティブレンジャー:こんなネガティブな人たちは多分皆で変身するところまで行かないんじゃなかろうか。
ネガティブ床屋:急に絵が手抜きになったなあと思ったら「紙に描いたネタ」って設定なのか!?
ネガティブオシム:「おしりわんぱく」だけちょっと微笑ましく思った。ネタ切れヤケクソ感がいいな。
チェリえもん1:前回全裸見て今回パンチラでは順序が逆といえるのではなかろうか。
チェリえもん2:もしこれが最終回のつもりだったら大石先生が許せない。次回シレッと続いててください!
ツイスター:広島の人が可哀相過ぎる。このあと最低な大洪水だと思うと(ヤな想像しすぎ)。
こち亀 最近話題のセカンドライフ。両さん(というか秋本先生)も興味をお持ちっぽいと思っていましたが、
部長がハマっていく過程が意外とリアルで面白かったです。
孫育成ゲーの話の時もこんな感じでしたが…「別な自分を生きる」というネタに弱いんだな。
部長、現実でよほど苦労が多いんじゃないのかな。両さんの上司だしなあ。

セカンドライフには興味あるのですが、本物のお金に換金できるシステムを導入するのは難しそうだなあ。
日本では賭博扱いになってしまいそうな気がします。
ネウロ 先週は物足りなくて不満たらたらの感想になってしまい失礼しましたが、
今週はマジ面白かった! 見所満載過ぎ! 先週と足して2で割ってもいいくらいに!!
あーこのまま何週間か不調が続いたらヤだなあと思ってたけど、松井先生立ち直り早くて感動した。

先週からずっと気になってた「睦月ちゃんがどうなるのか」問題については、
私的にはベストの決着だったんじゃないかなって思いました。
殺意に目覚める睦月ちゃんは見れたけど、悪に豹変したわけでもなかったし、勿論サイでもなかったし、
子供が、子供だからこそそうせざるを得なかったという描かれ方ですごく良かったです。
睦月ちゃんが何かやらかすというのは伏線バリバリだったわけですが、やっぱ人情として
幼女が犯人だったり黒幕だったり、ましてや「本物は既に殺されていて偽物だった」オチでは
読後感悪くなるだろうな〜と思っていましたから。自分の予想が外れて良かったよ。負け惜しみでなく。

ずっと手に嵌めていた黒い布が凶器の隠し場所だったりと、小さな伏線も活かされていて、
鉄塔の上から醍醐を見下ろす場面はかなりの迫力。
そして、直後に醍醐の「大人の力」でねじ伏せられるというか弱さのコントラスト。
さらに続いて、吾代と笹塚の「大人たち」が彼女を助ける場面に続くのはカッコよかったなあ。
今回のエピソードは「大人」と「子供」を対比する描写が何度も出てきましたが、
睦月は最後、ちょっとでも「大人って、悪くない」と思うことができたかな…なんて思いました。

一方、ダメな大人の醍醐は見事にダメな部分を全部引き受けて散ってくれたので満足です。
会社乗っ取られの黒幕が醍醐だったというのは、無実だった奈良鹿・登呂へのフォローになっていますね。
息子に殺され、腹心の部下には勝手に合併工作され…ではあまりにも宮迫翁が可哀相だと思ってたので
この数コマのフォローはかなり好印象でした。奈良鹿たちには今後、大変だろうけど頑張って欲しい…。
殺害の動機も、七光りという漠然としたものではなく、遺産の自社株譲渡が目的だったと判明。
こういう細かいフォローは松井先生上手いなあ。色々納得してスッキリの展開でした。

あとは気になることと言えば…本当に中学から高所恐怖症のフリしてたのかよ!という所くらいかな…。
高所恐怖症の息子が屋上で呼び出しているというのを不審に思わなかったのかってのも気になるけど。
今回面白かったので寛容になってるので、そのくらいネウロにはよくあること…って今は思えます。

それから忘れちゃいけない、今回はやっぱり吾代と笹塚の名コンビっぷりに尽きます!
いつの間にそんな息が合っちゃったんだよー。犯人指摘前に練習でもしてたのかよー。
そのくせ一段落したら口喧嘩。こういうコンビに乙女は弱いのですよ! 吾笹同舟だよ!
そんな2人を信頼して今回は見守るだけだったネウロも地味ながらいい感じでした。
敢えて魔界能力を使わなかったのは、吾笹を信頼していたのと醍醐を小物だと認識してたからですよね。
実はけっこう弱ってて今魔力切れだったなんてことはないですよね?
この間派手に魔帝兵器なんて使ったから心配ですよ。

笹塚の睦月への言葉は、そのまんま自分のことですよね。
「復讐する事でしか幸せになれない哀れな人間」 か…笹塚の過去が語られる日も近そうです。
出来れば笹塚にも過去を清算して幸せになって欲しいんだけど、どうだろうなあ…
最後、1人で色々背負い込んだまま行方知れずになって終わるとかありそうで怖い。

そんなシリアス展開の一方、見事に社長室まで監視カメラをすり抜けることに成功した石垣が
そのまま社長室で遊んでいたオチには笑いました。どうせなら等々力さんに連行されれば良かったのにな。
事件解決後、意味なくヤコを持ち上げっぱなしのネウロさんが妙に可愛い。

さて、次号はセンターカラー! 新展開は巻末予告を見る限りついにサイ編くるか!?
もて王 待ってました宏海と矢射子のデート話!
相変わらず行動がいちいちどうかしている矢射子…宏海がさすがにウンザリしないか心配ですが、
いまだに太臓と仲良く付き合えているんだし、このくらいがちょうどいいカップルなのかも。
ずっと尾行している乾と夕利が泣かせますねー。
お前らくっついちゃえYO!って思ってたけど、こうやって見ると乾がバカすぎて釣り合わねえな…。
妖狐の陽子が可愛い! 誤解したまま話をかき乱したりせずに矢射子になついてるところがいい感じ!

ラストの宏海かっこえー! いちいち窮地での行動が冷静で正しいのがたまんねえな。
毎日メール交換してたことを知って、宏海の意外なマメさにも惚れたぜ!
メールみたいなチャラチャラしたことは好きじゃないキャラかと思ってたよー。
(普段はメール嫌いだけど今は初彼女で浮かれてると思うとまたそれも良しッ!)
最後のあいすちゃんとケサおばあちゃんのやりとりにも何だかほのぼの。いい話でした!

しゃくはち式には敢えて触れないようにしようと思います。入れ歯外すところとか無駄にリアリティあるから!
恋の神様
(読みきり)
赤マルの「Island」で超期待の新人、古味直志先生の新作が本誌に登場!
赤マルとはまったく方向性の違う、現代の恋愛物ということでしたが、
今回も読者をグイグイ引っ張る、漫画の「力」を感じさせる佳作だったと思います。
まずはとにかく、めまぐるしく変わる主人公の表情と動きが生き生きしているのがいいですね。
そして、感動のラストシーンに至るまでの疾走感とそのカタルシスは新人離れした迫力。
「Island」でも感じましたが、この作者はおそらく「描きたい場面」に焦点を定めて描くのが上手いんだな。
(「Island」ではラストの手を取り合って海を渡る場面、本作では告白シーンがそれでしょう)

お話の流れ自体は少女漫画っぽくてわりとありきたりに感じましたが、少年漫画としては珍しいかな?
あと、動きや表情の魅力を出そうという意図が感じられたので
設定の平凡さは、意図したものなのでは? と感じたんですが…少年漫画としてはやっぱ弱いかもな。

しかし、これもまた前回の読みきりと同じ苦言になってしまうのが気になりますが、
ラストへ至る流れを重視しすぎた結果でしょうか、細部の設定がうまく機能していなかったり、
序盤の構成がガチャガチャしていてわかりにくかったりする部分が目に付いてしまいます。
恋愛ドラマ好き設定とか、クラスメート達など、魅力的なガジェットは沢山用意してあったのに
後半全部すっとばして、主人公と安子ちゃんで完結してしまう話なんですよね。
登場人物を沢山欲張って出し過ぎて、話が混乱するのもまた問題かも知れませんが、
あまりに「2人の話」に特化し過ぎて、後半は妙に形而上的な雰囲気になってしまう。
最後に歓声をあげるクラスメート達の1コマでもあると、一気に物語が「現実」へと着地すると思うんだけど、
どうも今のままでは、作者が「自分の描きたかった場面」に酔ったまま終了しちゃってるきらいが。

おばあちゃんが霊媒師という設定も作品の雰囲気からちょっと浮いてる感じだし、
(友人が霊媒とかなら、学校の中だけでまとめることも出来たし学園っぽくなって良かったのにって思う)
安子ちゃんが主人公と「離れなきゃ」と思ってるのに優しく接してるのも「?」って感じ。
(そういう境遇の子ならもっと人を恐れて避ける性格になりそうなモンだろう)

あと…こんな読み方したのは私だけかもしれないんですが、
序盤で、安子ちゃんと仲良くなったクラスメートの女の子三人組がいますよね。
その子達のうち、「こいつは土辺っていってね…女ったらしなんだから!」 と言う黒髪ショートの子が、
「主人公の幼なじみで実は彼のことを一番理解してるポジションで最後くっつく」のだと思ったんですよ。
やたら主人公に噛み付いたり、「50名」 にため息ついたり、ちょっと主張しすぎなんだよね。
その後の、主人公が教室でやたら不幸に見舞われる一連の場面にもちらっと出番があったりするもんだから、
もうすっかり私はミスリードしてしまって、彼女がヤキモチ焼いて嫌がらせしてるのだとばっかり…。
まあ、彼女がヒロインはないにしても、もうちょっと助言するとかそういう役回りかと思ったら
後半では凄い勢いで全然違う方向に話が進むもんだから、ちょっとポカーンとなりました…。

…と、色々書いてしまいましたが、基本的には冒頭に書いたとおり面白い作品だったと思います。
基本値が高いからこそ、細部の欠点を気にする余裕も出ると言うものです。
気がかりなのは欠点自体よりも、その欠点のベクトルが前回とほとんど同じだったということ…。
3作目以降、物語の細部まで丁寧に作りこむようになれば、さらに素敵な話を描いてくれると期待しています。

また、「この場面を描きたいからこんな設定の話にした」という作り方は、短編には有効かもしれませんが、
今後ジャンプでの連載を視野に入れると、多分そればかりでは立ち行かないこともあるでしょう。
私は古味先生を相当高く買っていて、近日中に連載持つんじゃないかって思ってるんですけど、
連載で上手く行くかどうかというとまだ未知数に感じます。
(ただ、この感覚って「ネウロ」読みきり時にもあったんですよね。この作者は短編タイプなんじゃないかと…
 フタを開けてみたら皆さんご存知の通り、松井先生は見事な長距離走者だったわけですから、
 こればかりは実際に作品を読んでみないとわかりませんね)

個人的にすごく期待している作家さんですが、何となく小さくまとまりそうな予感もしてしまう…。
今回は本当に純粋な読みきりでの登場だったと思いますが、
次回作、おそらくは「連載」を視野に入れた作品でチャレンジしてくるのを今から楽しみにしています。
サムライうさぎ やはりこの作品は「夫婦モノ」であると心から思いました。
志乃が動き出したとたんに心のモヤが晴れるようなこの気持ち…これが…「萌え」…!
可愛いよ可愛いよこの夫婦! 伍助も志乃絡みだと全然違うよ!
志乃を喜ばせるために蕎麦を作ろうとして初心を忘れかける伍助!
 (正直、このまま「幻の蕎麦探索編」に突入するんじゃないかとマジドキドキしてしまった)
夜中こそこそ妻の横で寝る伍助! それを見てニコニコの志乃!
うわあああもう感想とかどうでもいいよ! 一生仲良くして欲しいよ!!

…気を取り直して本編感想。
道場を作り、まずは3人の弟子のエピソードを順番に丁寧に描いていく構成のようですね。
千代吉の事件が一段落して、次は摂津。一番気になるキツネ目の彼はやっぱ最後か…。
摂津は道場内をかき回すトラブルメーカー扱いかと思ったら、根っからの悪人ではないようですね。
伍助とは生き方が違うだけという印象。こういう掘り下げ方は予測してなかった…いいですよ!
そんな彼が講武館とのいざこざに巻き込まれ、伍助も巻き込まれて勝負の展開でしょうか。
千代吉の話に志乃が絡まないのが予想以上にガッカリだったので、
今回は志乃の過去なども絡めて、夫婦の関係をしっかり描く話になったらいいなと思います。

…まさかジャンプでここまで「夫婦萌え」が有り得るとは思わなかったなあ。
ラルΩグラド 今回は、自分ひとりで頑張るぞーと暴走したラルがピンチに陥ったとき、
仲間に助けられて、「そうかやっぱり仲間って大事だ」と気付く話…なんだと思うのですが、
何でこんなに感情描写や盛り上げ方が拙い印象なんでしょうか。
「今、盛り上がってる場面なんだよ」という事が、読みながら伝わってこないんですよ。
ラルの表情や行動の起伏がやや乏しいせいじゃないかと思います。
スンスはよく動いてると思うし、彼の考えていることや行動はすごく理解できるんですよね。
もしかしてラルの表情を固くすることで「閉じた心」みたいなのを表そうとしているのかな。
だとしても、その描写がわかりにくいことには変わりないです。
敵サイドの描写、特に今回のビヨンのヘンさとかはすごく面白いのに、
肝心の正義側がこんなではなあ。勿体ないと思います。

スンスに一旦ねじ伏せられたビヨンの「私を殺しても助かりませんよ」 以下数ページ分のの台詞が
イマイチ繋がりが悪くて、何度か読んで文意は理解したんですけどやっぱり何だかおかしいような。
これってビヨンが少々片言で喋ってるのを表現してるの? それとも単にネームが下手なのかな。
郷田豪 今回の話は、トイレという空間のエンガチョ感を余すところなく表現した傑作だと思いました。
ドアノブに何か濡れたトイレットペーパー攻撃は最強過ぎ。でもこれ、敵のほうも出れないよな…。
トイレの濡れたところの「気持ち悪さ」は本当にシャレならん。すごくネオに感情移入して読んだよ。
トイレの床との接触をバレーボールでガードする郷田…。
つくづくこの漫画、「バレーボール」それ自体には何の思い入れも必然性もないんだなあ。

だがしかし! 続く敵のキックをボールの移動で緩和する展開には意義ありィッ!!
あれだとさっき床に付いてた面が腹に付くだろー!!

よしんば、床接触面を巧みなボールさばきで自分と反対側に向けていたとしてもだ。
腹に乗せたボールからは確実に便所の水が垂れてきて服に付くね!!
その屈辱に耐えてまで敵を説得した郷田――そう思うと、ラストの感動もひとしお。
ネオの解説ツッコミよりもこういう「あるあるー」なネタの積み重ねの方が、この作者断然面白いと思います。
To LOVEる うわあ感動しちゃった…To LOVEるでストレートないい話来ると思ってなかったから
予想外の展開に思わずウルってなっちゃったじゃないかよー。
毎回どうでもいいエッチなドタバタばかりやってるけど、こういう話になると改めて、
「To LOVEるの登場人物ってみんないい子」なんだと気付きますね。
時々エロ展開の都合上、ダメダメなときもあるけれど、リトはやっぱり真中とは違うよね。
ララと春菜は恋のライバルなんだけど、お互い友達同士っていうのもすごくいい。

ラストは、もし本当に記憶を失っていたらこのまま最終回でも行けそうなまとめだったけど、
「ララの発明品は失敗ばかり」ってことでまだまだドタバタは続くみたい。
それにしても、1人だけ記憶を失くしたザスティンさまが相変わらず美味しすぎるオチでした。
ボーボボ ポコミちゃんの話を聞きながらちょっとほっぺ赤くなってるへっくんが微笑ましい。
へっくんとビュティはもはや公式カップル? 首領パッチにも祝われてしまったし。
何というか…見た目まともな方から順に2人がくっついたなあという印象。

ブラックボーボボはさりげなくボーボボ一行に混入したー!
ラスボス扱いかと思ってたのに、意外と早いバトル突入だなーって思った。
ブラックビュティの邪ティも居るし、最終的にはブラック○○キャラが全員揃うんじゃないかな。
P2! 遊部さんのトレーナーだせえ…。
この作品のセンスが(服に限らず)80年代っぽいということは重々承知してましたし、
だから最後に出てきた謎の新キャラが髪の毛シッポにしてて串か何かくわえてるのも、
わりと予想の範囲内でしたが(ただもうちょっとキャラ立てのバリエーションが欲しいなーとは思います)
遊部さんの服の「X」マークはちょっとどうかと…! そもそも遊部さん、トレーナー似合わないし!!

卓球部に梟宇さんが戻ってきて良かった〜。他の部員もみんな居なくなったわけではないんですね。
遊部さんの「明るく楽しい部活」という言葉が頼もしいなあ。
勝てないなら続ける意味がない…みたいな固い空気を緩和してくれてホッとしました。
やっぱり根底に「そのスポーツをやってて楽しい」があってこその友情・努力・勝利ですもんね。
この新登場キャラ、誰でしょう。先生かと思ったけど遊部たちも全然知らないみたいな反応だし。
ジャガーさん 2人っきりのとき何やってんだよ〜ピヨ彦ぉぉ!!
サヤカちゃんのテンションがおかしいことよりも何よりもまずコレでしょう。
仲良し同棲2人組だとは思ってたけど、それはちょっと一線越えちゃってるでしょう。
…ふたりっきりのあんなこととかこんなこととか、色々想像してドキドキしちゃったじゃないかよー。
一旦そういう視点になってしまってから改めて読み返すと、
ジャガーさんだと思ったら妙に顔を近づけてしまうピヨ彦の反応とかがいちいち生々しく感じちゃうよ…!

「題字:金原ひとみ」最初スルーしたけどよく見たらすげー! ジャガー読んでるんだ…。

おまけ:今回のジャガーさんを読んだ相方の感想
「不安定な所に割れ物があったら、いつか落ちるんじゃないかとハラハラするくらいなら
 いまこの手で壊したい! 壊しちゃえば安定する! って気持ちがよく判る凄い話で直視できなかった」
あー、何かわかる。ジャガーさんって笑いになるかならないかギリギリの線を狙ってるよねー。
私は今回のは「笑い」だったけど、ハミィ話と一部のハマー話は直視できない側に行っちゃうし。
人それぞれの「笑い」と「笑いではない何か」の境界線を浮き彫りにしちゃう恐ろしい作品だと思います。
その他記事 次号予告
 巻末の予告の懲り方がいつもの語呂合わせ系とは違って面白かったー。
 ララが巻頭カラーっていうのも華やかだし、ネウロセンターカラーも個人的にとても嬉しいし、次号が楽しみ!
ジャンプ魂
 捨てづらいもの:日本一に死ぬほど同意!
 悲しい卒業式:エントリーNo.6が一番悲しかった。
 モード魂:もしかして子供たちの間で「濡れたトイレットペーパー」って今流行ってんの?
 J喜利:どれもそれなりなんだけど、ラルΩグラドと絡めたネタも1個ぐらい読んでみたかった。
 日本一:最近は「ちょっとH」とか言ってて相当Hな事も多いぞ!
巻末コメント
 西先生:ペンは長期間使う派だったんだ…。数ページで取り替える人もいるのに人それぞれなんですね。
 許斐先生:私はタレ派です。むしろゴハンにタレかけて肉ヌキで食べるのもアリ。
 大石先生:私も引っ越して2年、まだ開いてない段ボール箱があります。普通です…ですよね?
 松井先生:ジュース系ならいけそうだけどなあ。もしかして牛乳とかで練ったんでしょうか。
 大先生:あるあるある、いっそ全然違うジャンルだと「資料ですから」って顔が出来て平気なんだよな!

「ジャンプ感想の部屋」に戻る