■WJ2007年38号感想■

しばらくぶりのご無沙汰でした。夏コミとお盆で感想をお休みしておりましたが、復活です。
余談ですが、夏コミで「感想楽しみにしています」って言ってくださった方、ありがとうございました!

今回は、感想お休みしている間のネウロが恐るべき爆弾展開だったため、
感想が収まりきらず(休止中もネウロだけは寸感メモを取ってたというのもあり)
ページ後半にネウロ感想だけ別枠でまとめてあります。

あとは…本来なら金未来杯と赤マルの新人読みきりも遡ってきちんと感想書きたかったんですけど
そこまで感想に集中する時間は取れそうにないので(読みきりのほうが連載より感想に時間がかかるのです)
大変申し訳ないのですが、金未来杯の今週分からの感想ということでご容赦ください。

アイシールド21 アイタタター! 痛いよ痛いよキッドォォォ! 腕が不自然な曲がり方してるよ!
少年漫画で血ィドバー! 腕ズバー! って派手にケガするのには慣れてしまったけど、
こんな丁寧な作画できっちりと骨折を描かれてしまうと…生理的にズキってきます。
それにしても本当に情け容赦ない、救いのない負傷シーンで、驚きました。
いったん儚い夢見せといて突き落とすとか、描き方がえげつないよな。
これが白秋の残酷さを表現するだけの描写だとしたら、あまりにキッドが哀れすぎる。
ONE PIECE ゾロvs.リューマ、決着。思ったより早い展開。
今回のシリーズ、明らかにW7編より全体的に展開が速くて読みやすいです。

読んでるときはあまり気にならなかったんですけど、あとからよく考えてみると
この人たち、すごい勢いで技名叫びながら斬りあってるんだよな。うるさそうだ。
最後の一撃、「斬り口が発火」っていうのは…新技登場ですね!
わざと鈍く斬り付けて、摩擦熱か何かで発火させてるんでしょうか。痛そう。
NARUTO 綱手と自来也の会話がしんみりしていて良かったです。
「次の世代のために…」って、いい台詞ですよね。
きっと岸本先生はこういうテーマもしっかり描きたいんだろうな…。
それにしては「次の世代」代表のナルトがいまだにちょっと頼りない気がするんだけど。

ところでイタチはナルトを誘い出して何がしたかったんだ?
「少し話をしに来た」って繰り返し言うから、何か重要なことを語るのかと思ったのに
幻術にかけたと思ったら「もう行く…」ってそりゃ肩透かしなんじゃないか!
そんなイタチはいきなりサスケと対峙。ダブルブッキングしてんじゃないよと思った。
BLEACH 敵の変身中に隙を突いて逃げ出して先を急ぐだなんて、
何て賢いんだ石田ー! と感心したけど敵のほうが一枚上手でしたね。
ザエルアポロは多分、この行動も予想してたんだろうなあ。
速攻で着替えを済まして、石田たちの行き先に先回りして、
絶妙のタイミングで「おかえり」って言うためにここで待ってたんだなあ。
さすが藍染様の信徒。見せ場の作り方までもちゃんと受け継いでる…!

一護のほうは、なんかもうどんどん強くなるパターン正直飽きてきた。ごめん。
リボーン ツナにはヒバリさん、獄寺にはビアンキ…と、それぞれに指導者がついて修行開始。
それにしてもヒバリさんは作中でまったくと言っていいほど弱みを見せないなあ。
無敵に描かれすぎてて、作者の愛っていうかちょっと贔屓みたいなのを感じてしまう。
唯一の例外が桜クラ病の時だから…あの設定は10年後の今もまだ有効なんだっけ?

しかしついに大人リボーン出ちゃうのか!?
シルエットだけ大人…「見せてやる」ってことは、大人⇔赤ん坊の姿は
意思の力で可変ってことなんでしょうか。これは気になる。
一体どんな美形が飛び出すのでしょう…美形なのは間違いないと思うんだけど
モミアゲのところのくるんと巻いたアホ毛は残ってそうな気がする。

獄寺の修行が他の面々に比べてやや余裕ありげに見えるのは姉弟だからかな。
顔を隠すのはあの程度でいいのか…ほとんどビアンキ見えてるじゃん。
銀魂 けっこう長いな…このシリーズ。
ギャグで落とすかと思ったら、いつの間にか地球規模の陰謀編になってた。
この老人ガス、ちゃんと後でみんな元に戻せるんだよな…?

乙姫様、ブスだったオチはちょっとありきたりだよなーという印象。
 (不細工、太ってる、同性愛で笑いを取るネタは全般的にネタ切れっぽいし嫌いです)
第一、銀魂にはメインキャラに既にキャサリンみたいなパワフルな方がいるから
今さら生半可なブスネタは意味がないんじゃないかって思うんだ…。
ネウロ 怒涛の展開過ぎるネウロの感想についてはページ下部へ。
SKET DANCE 雑魚キャラ不良3人組の名前(乾・去川・木島)が微妙にもて王テイスト。
ああそうか、桃太郎モチーフで名づけてるからか。

毎回、この作品は読んでいて丁寧さが感じられて好感が持てます。
不良の描き方とか伏線の張り方など、ちょっと古い感じもあるのですけど
今のジャンプだとむしろこういうのが1本あると安心するよなって感じ。
今回はヒメコメインのエピソード。昔はワルだったみたいですねー。
ボッスンとの出会いが彼女を変えたのかな。

今回一番気に入った場面。
鬼姫の話題になって空気が重くなったとき、敢えてキャンディを舐めることによって
自分のゲロをもって場の雰囲気を変えたボッスンがすげーカッコよかった!
ただの暴走主人公ではない、こういう地味な描写がいいですね。
ベルモンド この双子敵キャラ、どことなくJOJOによく似た系の奴がチラッと出てたような気がします。
おまえらデキてんじゃねーの? みたいな…そういう…(激しくうろ覚え)
意外にも双子を知らなくてビックリしてるベルモンドが可愛かった。
卑猥な単語はいっぱいご存知なのに、そこから生まれる生命の神秘には疎いのね。

今回はベルモンドの「拷問」シーンがなく、剣での戦いを中心に展開していたので
また同じパターンかよ…と感じる部分もなく読むことができました。
さらに次回以降の双子拷問は、どうやら今までとは違う雰囲気になりそう。
仲良しで息もピッタリの2人を、いかに疑心暗鬼にさせ、お互いを貶めあわせるか、
ベルモンドの手腕に期待しています。(少年漫画に期待することなのだろうか)

クロエがチンコチンコ言うのは控えて欲しいなあ。
可愛い顔して下品キャラなのは構わないんですけど、
直接的に卑猥な単語を連発してウケを取ろうとされると少々萎える。
作品の雰囲気が、「俺はもうガキじゃないんだぜ」と思いはじめる世代の読者を
狙っていると思われるオシャレ&歴史ロマンテイストなのですから、
笑いのほうも、肛門期まるだしなネタではなく、多少婉曲的に
「わかる人はわかるんだぜ」って優越感を刺激するエロを織り交ぜた方が
効果的なんじゃないかなあと個人的には思います。
シュガーヒーロー
(読みきり)
金未来杯、エントリーNo.3。
(1〜2の感想書けなくてすみません!)

これ、面白いです! 主人公の要が実にかっこいい。
背が低いというハンデをどう乗り越えるかという部分も納得できる展開だし、
なにより、ひどい悪役キャラが出ないのに話として盛り上がってるのが上手いと思う。

和歌先輩か、大学のバスケ部の誰かをすっげーヤな奴にしてしまえば
ソイツをギャフンと言わせる展開にすることができて、話としてはわかりやすくなるんだけど
みんな、要が「才能はあるけれど残念ながら背が低い」って認めてはいるんだよね。
だから読後感がすごくいい。でも「いい人ばかりでつまんない」って感じにはなってないし。

けっこう褒めまくりなんですけど、私には目立つ欠点が見つけられなかったです。
敢えて言うなら、この設定は連載に向いてるか不安かな…ってことかな。
ただ、今回まったく描かれなかった人間関係の軋轢なんかを描いていけば
読み応えのある青春群像スポーツ漫画になるかもしれない。
あ、でも別に金未来杯エントリー作品そのまま連載設定って決まってはないんだっけ?
とにかく楽しく読めました。今回の金未来杯は力作揃いなのでまだわかりませんが、
ぜひとも次回作に期待したい佳作だったと思います。

ところで顧問の先生の髪型がヘンなのが最後まで気になって仕方なかったです。
勇者学 無駄にパーティで行動。町の人に聞き込み。
手掛かりをもとに町の中たらいまわし。結局スタート地点がキーポイント。
最後は物々交換で移動手段確保。まさにドラクエ。
盾たち、すっかり勇者学を叩き込まれてるな…って思いました。

武器屋の店長は本当に経営大変なんじゃないかって思う。
多分、鋼野先生しか会にこないだろうしな。
…でもちょっと調べたら、現実に「武器屋」ってあるんですね。驚愕した。
テニプリ リョーマ、まさかの記憶喪失。いやーこれは読めなかったわ。
(今までこの作品の展開が予想できた試しがないと言われたらそれまでです)
もっと探索行が延々続くと思ってたのに、やけにあっさり帰還したと思ったら…!

ていうか何このピュアなリョーマたんは!
ラケット「ツンツン」とか、伏目がちに「すいません」とか…ええっ一人称「ボク」!?
記憶を失ったってレベルじゃねえ…別人と人格が入れ替わってるな。
そこで超・真顔で「いったい何が…」 という流れにやたらウケました。

そして、そんなリョーマをさらりと流してD2の試合が始まったのには驚いた。
許斐先生は気持ちの切り替えが早いなあ…。
こち亀 未だに両さんがどうやって警察と寿司屋で同時に働けているのかわかんないです。
超神田寿司はともかく、警察って公務員だし…アルバイト禁止なのでは…。
いっそ開き直って、超神田での話はパラレル世界だと言って欲しい。
両さんって本職警官じゃ…って引っかかりさえなければ、いい話でした。
カトブレバス 「時生は絶対外出しない」という台詞に、ものすごいひきこもり臭を感じた…。
ヨーマと戦うとき以外は家にこもってアニメ観てるって…すげーヤバくね?
あんな物騒な能力の眼を持ってたら、外出自体危険なのかもしれないけどさ、
時生が連れてきたミーコをめっちゃ歓待する白澤の気持ち、わからんでもない。

「おぬしも魔道へ堕ちる気か!」…「おぬし「も」」…。
なるほど、時生の兄はおそらく堕ちたんでしょうね。

ところでシキョウが一杯出てきて大変です。最後の奴は四凶とは別物か?
四凶は小物…真の「シキョウ」は我々だ…!とでも言いそうな勢いです。
P2! 扉絵の乙女ちゃんの体がアイコラみたいなんだけど…写真を見ながら描いたのかな?

秀鳳の試合を見て愕然とするメンバー、
その裏で秀鳳のキャプテンに呼び出された川末。
このキャプテン、タイミングよく林檎かじったりしてちょっとムカつく…。
申し出をズバっと断った川末もカッコよかったけど、
空気読まずに飛び出した山雀と赤面する川末がこれまた可愛い!
「玉砕覚悟」というのもまた良し。
勝たなければという悲壮感がないのは読んでる側にとってはちょっとホッとします。
まあ、彼らがまだ来年もある立場だから「敗北もまた勉強」だと思えるのでしょうが…。

ラスト、ロシナンテにこんなところで噛まれたらヒロムはずっと臭いままなのか?
試合会場にシャワーがあるのかどうか、すごく心配。
サムライうさぎ 借金の金策に駆け回る伍助たち。
金の話になっても役に立たない摂津殿のヘタレっぷりはもはや芸術の域。
ていうか回想の中でマロが志乃を買ってるわけなんですけど、
…マロの実家にお金を借りるってわけにはいかないんですかね?
門下生に借金の肩代わりをしてもらうのって、考える余地もないほど非常識なのかな。
いったん話に登って否定されるのならともかく、
誰一人としてその案を口にしないのが気になります。

それにしても札差のにーちゃん、子持ちだったとは驚きだ!
妻や子がいる立場として、今後伍助の先輩的立場になったりするんだろうか。
エム×ゼロ 可愛い女の子達と合宿という美味しいシチュエーションにありながら、
逃げも隠れもせず、本編の半分以上を真面目な特訓に費やす九澄…。
ラブコメ的には間違ってるかもしれないけど、九澄の好感度はアップ。

特訓も理詰めでけっこう面白く読めました。
わかりやすくて具体的な魔法特訓だったので、
自分がM0使うならこう…とか色々想像してしまったんだけど、
M0使うにはまず魔法が存在しなきゃならないんだった。しまった。

そういえば校長先生の名前、音芽ちゃんっていうんだ。可愛いね。
オトメって名前のヒロインというとP2!と同じだな…。
D.Gray-man ところどころ、明らかに鉛筆描きなのが気になります。また調子悪いのかな…。
でも、星野先生って下書き丁寧なんだなーと思いました。
グレイでスキャンして軽く加工したらそこそこ使えそうなくらい綺麗な鉛筆線だ…。

タイミング見計らったかのように登場した(彼ならやりかねない気がする)クロス元帥、
何だかもうデタラメに強いです。今までの苦戦は何だったのという勢いです。
ティキの暴走については、人間の本性が何たら…という込み入った事情ではなく
「ノアにのまれた」状態ってことで確定でしょうか。
まあ、今のティキの姿が「人間の暗黒面」ってことになればまた色々面倒そうなので、
すっきりした解決だとも言えますが…。
アレンのイノセンスでは、全力でも完全にノアを倒せなかったってことになるんですね。
To LOVEる いつかやると思ってたお静ちゃんエピソード来た〜!
この子もすぐおっぱい揉むようなお嬢さんだったなんて…。
表情で「あ、これ中身は春菜じゃないな」ってわかるとは、
けっこう矢吹先生って丁寧にキャラ描き分けてたんだなあ、と改めて気付きました。

古手川さんからはブラ外したのに、沢田さんがもんだだけだったということは
沢田さんはノーブラである、という結論でよろしいのでありましょうか。
ブラの取り外し方と言えば、やっぱお静ちゃんは「東京大学物語」の夜の校舎で
村上が遥ちゃんのを外したときのような魔法みたいな取り方したんでしょうなー。

春菜から抜け出せなくなったお静ちゃんの戻し方ですが、
やはり王道のキッスとかそういう話になりそうな気がします。
「せめて人間の身体にある間に…リトさんお願いします…」とかね。
でも、ギリギリ唇が触れるか触れないかってところで野良犬が襲ってきて
その衝撃で元に戻ると。正気に戻った春菜に「キャー」って引っ叩かれて終了と。
ムヒョロジ エンチュー戦、見事解決…!? え、これで終わり? 本当に?
結局エンチューは、自分の気持ちに素直になれずにいただけなのか。
ママが好きって気持ちと、その他の誰かを好きになる気持ちが
両立しないと思い込んでいたなんて…どんだけ歪んだマザコンだったのか!
諸悪の根源はティキだったとは言え、「ぼくはもう憎めない…」っていうだけで
今までの所業が全部許されるってことには、さすがにならないですよね。

エンチューはこれから裁かれるんだろうなあ…。
もし「そして改心したエンチューは幸せに暮らしました」エンドはマズいよな。
とにかくこれでムヒョはもう最終回に向けてまっしぐらっていうイメージなんですが、
実際どうなんでしょう? また日常編に戻って続くのかな。

ところで今さらだけど、ティキの回想もかなり悲惨だなあ。
西先生、最終的に一番悪いのは魔法律協会って話に持って行きたいのかな?
郷田豪 速攻で試合終了。何だこのラスト。めっちゃまとめに入ってるんですけど。
もしかして来週最終回か? どこにも「クライマックス」とか書いてないけど…。

今回のバレーボールの試合は、展開を急いだって言うのもあるでしょうが
せっかくのバレーボール使い部の面々が単なる1プレイヤーになってしまって
ちょっと物足りなかったです。いい所が殺されてしまってる…。
最後の「ワンボディ」は、せめてものギャグなんだろうけど、さすがに滑ってる感じ。
終わっちゃうのかとも思うけど、それなら最後までギャグで通して欲しかったな。
ジャガーさん 要潤のハマりっぷりに嫉妬。
ジャガーさんを演じられる人間なんて存在するの?なんて心配していましたけど、
これなら期待できそうだと思ってしまいました。彼ならやってくれそうだ。

本編。こうやって見ると、うすた先生って笛描くのハンパなく上手いなあ。
カレーってすべてを包み込む女神のようなパワーを持っていますよね。
私も、煮込み料理が余ったら大抵最後はカレー化して何もかも曖昧にします。
この19日の間、ピヨ彦はそんなジャガーさんをずっと見守っていたのでしょうか。
もしかしてピヨ彦が帰省してて暇なジャガーさんだったんだろうか。
笛の吹き口の下のとこだけ色が違うのは私も気になってました。何でだろうね。
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 リョーマがことごとく「まだまだだね」って言ってるとイラっとくるな…。
 新人の欠点をことごとくあげつらってどうするよ。リョーマらしいっちゃらしいけどー。

巻末コメント
 うすた先生:「バタバタする」ってよく言うけど、具体的に何してるんでしょうね。
 天野先生:その嬉しさ、すごく共感します。
 空知先生:時々エアコン切って汗かきまくると調子よくなりますよね。
 松井先生:もう壁の模様みたいになってる黒いシミまで消えるのって凄いよね。
 江尻先生:うはー、谷山浩子懐かしい! …先生って何歳なんだろう…?

■ ネウロ感想 ■

とにかくここ数週のネウロの展開は凄まじすぎて大変でした。
落ち着いて考えれば、すべては予想の範疇ではあったのです。

 ・アンドリューがキーパーソン、それも悪人サイドではないか。
 ・アイの圧倒的な死亡フラグ。
 ・そろそろ例の「絶対悪」が登場しそうな雰囲気。
 ・「絶対悪」登場によって、サイが小物扱いに格下げされそう。

などなど…感想・考察サイトさんで以上の予想をしていた所は沢山ありましたし、
そのうちのいくつかは私も多分近々こうなるだろうなあ、と覚悟してはいました。
(絶対悪=サイ と予想してたこともありましたが、ここ最近の展開でそれはなさそうだと思いなおしてました)

しかし、まさかそれらの展開が全て一気に、ほんの1〜2週で描かれてしまうとは。
打ち切り時の先を急いだあらすじ説明風味になるわけでもなく、
ほんの数ページおきにどんでん返しが起こるようなこの展開には、
予想が当たったとかそういうレベルを超えて、松井先生すげえな…と思わせられました。
しかも合併号でアイ死亡・絶対悪登場で2週待たせる構成…このドS作家め…!

サイが女の子だったのは、驚きと言えば驚きですが、実はそれほどでもなかったように思います。
もともと「性別不明」って設定だった上、今まで一人称「俺」で少年っぽく振舞っていたということは、
逆に言えば「実は女の子でした! というどんでん返しの伏線」だったと解釈できるからです。
しかし、本人に性認識が乏しかったとは言え、女性だったとなると
アイとサイの関係、蛭のサイへの感情、サイのネウロへの執着(そして、ヤコとの三角関係)の様相が
今までの認識から一気にパラダイムシフトしてしまうんですよね…。

以下、今後の展開で重要になりそうな点をまとめます。


★ 「6」の一族の正体と目的は?
 絶対悪の正体は、人類を超えた「新しい血族」なのだそうです。
 「6」っていうのは、今までの種族を超えた「6番目の生物種」ってことなのかな。
 生物の5分類といえば、モネラ界、原生生物界、菌界、植物界、動物界の5つか…?
 あるいは脊椎動物の魚類・両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類のほうがイメージ近いかな。
 クローンで自分を増やすあたり、卵生・胎生の枠さえも飛び越えてる感じ。

 すごいパワーや「邪悪な圧力(オーラか何か?)」を操り、瞬間記憶能力は持っているものの、
 サイのような細胞変異は操れないようです。(すげー変装能力&声帯模写はできたみたいですね)
 サイはクローン実験体ということですが、その細胞変異の能力は
 最終的に「6」本人の能力に取り込まれる予定だったのでしょうか。

 それとも、自分のパワーアップなどという小さい話ではなく、
 「6」はサイみたいなクローンをどんどん作って世に放ち、
 新人類の遺伝子を世界中に広めたかったのかも知れないな、と思います。
 思い切って予想してしまうと、絶対悪の目的は「世界征服」!
 新しい血族・シックスの一族を増やし、新人類のための世界を作る!
 旧人類はもちろん新人類の下僕と化します。SFです。家畜人ヤプーです。
 もし生殖の方法がクローンのみなら、目的を「不老不死」とも絡めることができそう。
 意識の連続性ではなくDNAの連続性に重きを置けば、
 永遠にクローンで増殖し続ける=死なないって解釈も可能ですよね。
 このくらい大風呂敷広げたら、究極の謎としては申し分ないのではないでしょうか。
 (絶対悪=ラスボス=最終エピソードだと仮定した場合です。連載はまだ終わって欲しくないけど…)

 ↑もし本当にこんだけやっちゃったら、さすがにこれ以上の悪人を出すの無理っぽいですよね。
  あとは宇宙人が攻めてくるか、魔界でトーナメント戦が始まるくらいしか…(それはそれで見てみたい)


★ 本城刹那とその父親との関係は?
 私はずっと、本城博士=絶対悪だと思っていたのですが、
 今週号を読んで、さすがにその線は薄れたな…と思いました。
 「6」の血族の直系の子供にしては、刹那は普通の人間過ぎるように思うのです。

 発作で豹変するとき、瞳がサイや絶対悪と同じ形(黒い小さな瞳孔の周りに丸形)になることから
 まったく無関係とは思いませんが、発現期間が短い上に不安定すぎる。
 刹那の病気が「人為的なもの」という台詞もあわせて考えるに、
 「刹那は絶対悪「6」の細胞を移植された実験体であり、
 「6」の細胞が不適合を起こし、徐々に蝕まれて最終的に拒絶反応で死亡した」

 …と考えるのが一番うまく説明できるのではないかと。

 なぜ実験体が一般の脳化学研究所に送られたのかとか、
 絶対悪と本城博士の関係は? など、わからない点もまだ沢山ありますが、
 刹那が絶対悪と関係している場合、この予想はけっこういい線行ってるんじゃないかな。

 しかし、刹那があの「瞳」の状態なのは実は1コマだけなので、
 たまたまよく似た描写だっただけで実は無関係って線も捨てきれません。
 むしろネウロ連載が「6」編以降も続く場合、
 刹那の伏線はさらに次に出てくる悪のために温存するって可能性も高そう。
 (松井先生はその辺、どちらにも転べるように伏線張ってそうなので、作品の人気次第かな…)


★ ネウロ・弥子とどう絡むのか?
 今のところ、「6」はそれほどネウロや弥子に興味を示していないようですし、
 ネウロも、いくら彼が新種の人類だろうと、「謎」を持ってなければ基本的に無関心のはず。
 おそらく今後、「6」の血族は大きな目的に向かって動き出すと思うので
 (私の予想としては、新人類による世界征服だと思うので、旧人類ホロコーストとか始まりそう)
 その野望を阻止するためにネウロたちが行動することになるのでしょうが…

 ネウロは、人間が進化し、より上質の謎を生み出すことを望んでいるんですよね。
 で、「6」の血族は、人類から進化した新しい種族なんですよね。
 ということは、ネウロ的には、「6」の血族が増殖するのは大歓迎ってことになるんじゃない?
 より進化した「6」の血族が世界を席巻した上で、彼らの中で生み出される「謎」を食べた方が
 ネウロとしては満足のいくグルメライフが送れるんじゃないのかって思ってしまうのですよ。

 しかし、今までネウロが進化の可能性を見守ってきた弥子は、ごく普通の人類です。
 まさかこの期に及んで、弥子が実は「6」の遠縁だとかそういう話にはならないでしょうし、
 さすがにネウロが弥子を捨てて、新人類に与するという展開はありえない…と思いたい(一抹の不安)。
 となると、「6」の血族が正統な進化の果ての姿であり、人類の可能性である…という論理は
 どこかで打ち破られないと、ネウロのテーマそのものが揺らぎかねない気がするんですよ。

 なので私は、今後「6」は何らかの形で「不完全な進化」だと結論づけられるのではないかと思っています。
 あるいは、サイのようなクローンを作ろうとしたり、刹那の実験を行ったり(こっちは推定ですが)、
 「6」には生殖能力がないのかもしれない、とも思います。突然変異体ならありそうです。
  (あ、でもアンドリューが遠い親戚だということなのでこの予想は怪しいな…)
 ネウロが「6」のクローンであるサイを「人間」だと断じているところからも(絵石家編ラストの対決)
 「6」も何だかんだ言って所詮人間なのだ、というところに落ち着くのではないでしょうか。


★ 笹塚一家殺害事件の犯人は?
 今回、サイの出自が明らかになりました。それによると、サイは17歳の女の子。
 5歳の時に社会に送り出され(12年前)、アイとの出会いによって「怪盗キャラ」を確立していった。

 これだと…笹塚一家殺害(10年前)は、アイに出会う前の「荒々しい手口」だった頃のサイってことで
 きれいに辻褄が合いますね。
 笹塚の事件の回想は、確実にサイの仕業かどうかはぼかしてあったので
 「実は絶対悪がやったことでした」って展開も予想していたんだけど、
 何かもっと大きな目的がありそうで、あまり普通の人間を気にかけてなさそうな「6」に
 10年前の笹塚一家を襲う理由なんて、今のところなさそうな気がします。

 多分、自分の心のどこかで「サイが殺したのではなければいいのに」って思ってるんだろうな。
 今さら1件や2件の殺人がマイナスされたところで、サイは十分に大量殺人鬼だから
 最終的には断罪されて、おそらくは死んでしまう運命なのだろうけど、
 メインキャラの親族皆殺しの犯人ではあって欲しくなかったんだよなあ…。


★ その他の疑問点
 サイはクローンって言ってるけど、クローンって性別変わるもんなの?
 松井先生が「クローン」の解釈をちょっと勘違いしてるのか?
 性別すら超越する特殊な技術があるという設定なのか、
 あるいはシックスがああ見えて女の子なのか。

 あかねちゃんは絡んでくるのか?
 もし今回の話がラストエピソードなら、じつはあかねちゃんの死因も…って感じで
 話に加わってくる可能性があるんじゃないかと睨んでいます。
 でも、あかねちゃんの謎は最後まで謎のまま終わっても面白いかな、とも思う。
 その場合、ネウロが魔界に帰ったり究極の謎を喰って満腹になって終了するのではなく、
 「探偵事務所は今日も大忙し! ご愛読ありがとうございました!」 って感じの
 物語はまだまだ続くよ系エンディングじゃないとマズいですね。

 アイは本当に死んだのか?
 …どう見ても頭撃ち抜かれて焦げつつありますが。
 私、最後はせめてサイがアイを箱にすると思って読んでたんですよ。
 こんなじゃ救いがなさすぎる…!(そう思わせるように松井先生が描いてるんだろうけど、でも!)
 ネウロが瘴気でアイをあかねちゃん化するとか…ないですよねそうですよね。

 どうでもいい予想。
 警視総監がたけかんむりではなく、しかもサイに殺されてしまいました。
 次期総監は…姓が籠原だったりしないかな?
 叶絵もそろそろ事件に巻き込まれたいお年頃かなーと…。

 あ、今回の扉絵って97話のと同じ形なんだ。
 97話の時点で「6」の伏線出てたんか…! 気付かなかった…!


★ おまけ
 ジャンプ感想コンテンツにこういうネタも何なんですが、同人視点から思ったことをおまけでメモ。
 同人サイドから見ると、ネウロという作品ってけっこう曲者だと思うんですよ。
 登場人物が敵なのか味方なのか、そもそもレギュラーキャラになるのか単発キャラなのか、
 この先死ぬのか生きるのか、性別さえもが初登場の時点で非常にわかりにくい。

 吾代なんて事務所編の時点で、まさかここまで活躍する仲間になるとは思っても見なかったし、
 アンドリューなんてここ数週でうっかりキャラ萌えしてた人はかなりのダメージ受けたんじゃないかと思うし、
 (初登場の時点ですでに本物は死んでて、笹塚は本物の彼と会ったことさえなかったことになった)
 アイの死やサイの性別判明で、今までの妄想がいろいろ台無しになった人もいるでしょう(自分だよ)

 これは私の個人的な感想ですが、ネウロを読んでいるときって、
 あまり勝手に行間を想像してると、自分のイメージが原作と乖離しかねない不安がいつもあるんですよ。
 同人云々を置いといて、作品としては「緻密な構成」「意外な展開」ということであり、
 読んでいてすごく面白いし先が気になるしどのキャラも大好きなんですけれど。

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