■「DEATH NOTE」page.54「中」全頁感想■

全体を通しての感想
今回は久しぶりに、3回くらい読み返さないと理解できませんでした。
いちおう「後出し設定」による辻褄合わせはなかったわけですが
それにしては何故か…妙に爽快感のない解決編なのは何故か…。

1p目 今回扉絵なし。月がLの所に自首(?)する直前の場面。
久しぶりに月のキモいポーズを見て、懐かしさに胸が震えました。
2p目 ここから、あの時は隠されていた部分ですね。
月がこの時点で知っていたことのまとめ。

(1)デスノートを死神に返したら、所有権は死神に戻る。
(2)ただし、元々ノートの持ち主だった死神にしか返せない。
(3)1冊でもノートを持っていれば、今まで関わった全てのノートの記憶を保持する。
3p目 一度、デスノートを失って記憶が消えた場合…

(4)自分の使ったデスノートの所有権を得れば、記憶は復活、ノートを手放しても消えない。
(5)所有権に関わらず、使ったことのあるノートなら、触れている間だけ記憶が戻る。
4p目 なんだか話が複雑になってきたので、月のデスノート(リューク憑き/英語表記)をノートA、
ミサが月に所有権を移したデスノート(レム憑き/死神語表記)をノートB と呼ぶことにします。

現在、ノートAもBも所有権は月にあり、
ノートAはリューク憑き、ノートBはレム憑きの状態。
月はまず、ノートBの所有権をレムに移し、
レム所有のノートBの所有権をリュークに移しました。

この展開は意外でした。
先週号で、月が記憶を取り戻す見開きの大ゴマ右下で
デスノートをやり取りしているレムとリュークの絵はコレだったわけですが、
しかしまさか、普通に月が「あげてくれ」と言って渡させていたとは。
「ミサを助ける為だ」は殺し文句のようにレムに効いてます。
5p目 所有権がリュークとなったノートBをリュークが落とし、
それを拾って再び、月が所有権を得ました。
これで、ノートBは(月所有/リューク憑き/死神語表記)の状態です。

リュークは「一周しただけで何も変わってない」と言ってますが、
後ろに憑く死神が変わる、というのは、所有者側にとってはかなりの変化のはず。
6p目 次に、ノートAの所有権をリュークに移し、
リュークがそのノートをレムに渡しました。
そして、そのノートAを「出世欲が強く(以下略)な人間に渡せ」とレムに指示。
その人間が火口だったわけで、結果、この回想から2週間後
ノートAは(火口所有/レム憑き/英語表記)となります。

リュークがずいぶん月の言いなりになっていて、ちょっと意外です。
ミサを最優先とした行動原理のレムならともかく…。
「面白!」で、月の計画に乗ってみているということでしょうか。
7p目 「なぜこっちのノートなんだ?」
レムの問いにスラスラと答える月。どことなく怪しいです。
ノートに憑く死神を入れ替えた真の理由は、他にありそうな気がします。

しかし、ノートから指紋や筆跡を失くすことは…可能なの?
筆跡は、今までの頁を破いて焼却したとしても、
最初にノートを拾った辺りで、かなりまんべんなく触ってしまっていると思うのですが。
8p目 どうやらノートの交換は、レムを一旦遠ざけるために行われた?

ノート交換のさらなる理由は、月のキラ復活作戦の冗長性を持たせるためかな?
現在月が持っているノートB、月もミサも所有したことがあるノートですから、
どちらが拾ってもキラとしての記憶は甦るわけで、そのほうが不測の事態に対応できそうです。
もしかしたら月は、レムがミサに姿を見せてしまうことまで予測していたのかもしれないですね。
もしレムのノートがBなら、ミサの記憶が先に戻ってしまうかも知れない。
今までのミサの暴走ぶりからして、これは月にとって避けたい状況だと思います。

…さらに飛躍して考えると、月は最終的に
ミサもレムも殺そうとしているのじゃないでしょうか。
9p目 さて、あのとき月が監禁・監視されたのはやはり計画通りだったようです。
監禁中にキラ(火口)復活、開放という図式はまさに計画通りですが、
手錠はどうだったのか。先週号では「計画通り」なんて言ってますが。強がりじゃないのー?
10p目
11p目
2ページ分まとめて。
月が語っていたこと、現在の状況と照らし合わせてみると
恐いくらい上手く行ってて、気持ち悪いくらいです。

デスノートを触ることも予測していた…ということですが、私はそこはちょっと疑問。
注意深く賢い人間が、証拠物件に触れる場合は、手袋とかするのでは?
指紋もあるし、第一表紙に「DEATH NOTE」と書かれた黒く禍々しいノートです。
ノート自体に毒が染み込ませてあって…という予想だって成り立ちます。

まあ、最初うかつに夜神父が素手で触れて、死神を見てしまったから
こういう流れになったとも言えますが…少々都合よく展開したなあ、という気がします。
12p目 リュークの「俺の渡したノート」というのは、ついさっき渡したあのノート、という意味だったのですね。
見事なミスリード。気付きませんでした。
今思えば、火口の持っているノートが綺麗で英語表記だったりして(←事実誤認)
      (追記)英語表記は私の思い込みでした…Web拍手でご質問いただき、
      確認したら、英語の確認できる部分はありませんでした。すみません。
      Web拍手で言及してくださった方、ご指摘どうもありがとうございました。
伏線はきちんと引かれていたんですけど、
つい「アシスタントが綺麗に書いちゃった? ノートの表紙は英語に変えれるんだ?」
とか、都合よく解釈してしまっていました。読み込みの浅さが悔しいです。

5コマ目の月の表情が、どことなく優しい気がするのです。
「父さんにもらった時計」の話をするときだけ、こんな表情になるのも意味深です。
父さんの時計を使って殺しを行う、という複雑な心境か、
あるいは凄い計画を立てた自分に酔いしれているだけなのかもしれませんが。
13p目 月って器用だな…というかもう普通の器用さの域を超えてないか?
そこまで出来たら時計職人になれるよー。

これだけの細工をするためには、ホームセンターなどで専門的な材料を買い揃えなくてはいけませんから、
その買い物の記録から、Lに怪しまれるなどという可能性は無いのか、気になるところです。
ノートに(火口の名前を)書いた後「丸めて飲み込む」と言ってますけど
その針と、おそらく指に残る刺し傷はどうなるのか。
デスノートは人間界のものではないから、消化されず出てしまうということはないのか。
それをLがトイレ(手錠してるのでいつもいっしょ)で目ざとく見つけ(以下略)

…なんにせよ、色々と破綻しそうな計画で気になります。
月、その時計の細工をしたかっただけちゃうんかと。
14p目 3コマ目を見て「あ、コナン」って思ったんですけど既出でした。
15p目 回想は終了して、火口確保の場面。
「もう1度くらい手にする事はあるだろうが」と言ってますが、もし手放してまた触れたら
再び記憶蘇りのショックで悲鳴になると思うので、きっとLに怪しまれます。
月もそう考えたのか、うまく背を向けながら時計の仕掛けを解除。

先週号の時点では、ノートパソコン側に何か仕掛けが? とか
他の人に気付かれないよう、火口にだけわかる符丁で自殺を促す? とか
いろいろ考えてはいましたが、まさかストレートに「ノートを持ってた」と来るとは。やられました。
16p目 ひさびさ、月とLの腹の探り合い。
ここで気になるのは「Lが2冊目のノートに気付いている」ということ。
月かミサのどちらかが、2冊目のノートをどこかに隠しているのは既に読まれていると思うのです。
となると、月のみならずミサの監視も強めてくるはず。黒いノートという形状もバレました。
もちろん月だってそのくらいの予想はしているでしょう。
Lの監視網をかいくぐり、どうやってミサにノートを拾わせるのか?

ちょっと予想してみました。
ミサはL側の監視をつけたまま、月の策略で不用意にノートの隠し場所に向かわされる。
そこでノートを掘り出すミサ。記憶復活。同時にL側がミサを包囲。
しかし、ミサは月のためなら命も投げ出す覚悟あり。
刺し違える覚悟でLの本名をノートに書く。L死ぬ。
ワタリとか刑事さんとかがミサを正当防衛で射殺しようとする。
それを見ていたレム(Lと手錠で繋がってる月に憑いてるわけだから現場に居るはず)
ミサを助けようと刑事さんたちの名をデスノートに書いて殺す。
死神の掟に従って、レム死亡。ミサも結局撃たれて死亡。
みんな死んだところで月が掘り出されたノートをゲット。
捜査本部に帰って、隔離されていた火口のノートもゲット。バンザーイ神(完)

普通に予想したはずなのにヒドイ皆殺しオチに…。
実際は、何らかの策を用いてLだけは生き残って
月とLのガチンコ対決がはじまったりしちゃいそうです。
17p目 どういう状態かよく分かりませんが(ノートを盾に時計を隠している?)
とにかく月は器用だというのがよくわかりました。

Lの「もう1人の方」という言い方がちょっといい。「1匹」ではないんだね。人なんだ一応。
デスノートの化学分析は興味あります。ダメモトでやってみて欲しい。
やっぱり「未知の物質・デスノニウム」とかで出来ているんだろうか。
18p目 火口死亡!
早かった…あっけなかったよ火口。さようなら火口。
これでヨツバ編は事実上の終了ですね。
残り6人の行く末が気になります。
L陣営の支援を始めたりして、今後も時々出るとか言う展開希望。
奈南川とか役に立ちそう。情報操作戦もバッチリ。いざとなったら尾々井が核でドーン。
19p目 月の焦り方、ちょっと焦り過ぎではないの?
Lが何やら思うところありそうですよ。
月がデスノートを持っている瞬間に火口の死亡…明らかに怪しい。
次は竜崎…とか言ってますが、この状況をまず乗り切れるのか。

■次号予告「創造」を予想!■
「レム…というのですか。あなたに尋ねます。そのノートは誰が作ったものですか?」
「死神大王が創造したものだ。私たちにも詳しいことはわからない」

…という「創造」だと思います。何となく今回は自信満々。どうだー!

オマケ
月の器用な冒険(有無)を参考に、実際あの姿勢で火口の名前が書けるかやってみた結果

やっぱり月はすげえよ。

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